1.はじめに
こんにちは。「富田(とみた)」です。4回目の投稿になります。よろしくお願いします。
4月は二次試験の「事例Ⅰ」、5月は「事例Ⅲ」、6月は「中業企業経営・中小企業政策」についてお話ししました.
今月は一次試験全般についてお話ししたいと思います。
4月の投稿記事はこちら→【二次試験】「因果関係」をしっかり意識する
5月の投稿記事はこちら→【二次試験】事例Ⅲの解き方(成長戦略の問題で得点を固める)
6月の投稿記事はこちら→【一次試験】「中小」で60点をとる方法
2.一次試験の目標得点
8月5日(土)・6日(日)の一次試験まで残り1カ月を切りました。
受験生の皆さんは学習の進捗状況はいかがでしょうか?
試験が近づくにつれて、緊張も高まっていると思います。
受験生の皆さんそれぞれ目標得点は異なると思いますが、私から一次試験を初めて受験する方に得点の見積もりをご紹介します。
3.経済学・経済政策
最初の科目で、どうしても緊張するものです。
また、経済学は苦手な受験生も多いと思います。
第1問と第2問の統計資料の問題は、最後に回しましょう。
前半の「マクロ経済学」と、後半の「ミクロ経済」とでは、「マクロ経済学」の方が簡単です。
「マクロ経済学」の方が、問題のパターンが限られています。
「ミクロ経済学」は、論点が分かっていても、問い方がいろいろできるので、時間を取られる問題があります。
初めの科目なので、気負わずに、まずは55点~60点でもよいと割り切りましょう。
4.財務会計
前半が「アカウンティング」、後半が「ファイナンス」です。
前半の「アカウンティング」は、第1問や第2問で、知らない簿記の論点が出題され、難しいです。
後半の「ファイナンス」で得点を上積みし、前半の「アカウンティング」は、まずは5割を目標に取り組みましょう。
できることならば、経済か財務で高得点を狙い、残りの5科目を逃げ切るという戦略が一番理想的ですが、なかなかできません。
5.企業経営理論
午後一の科目です。お昼ご飯の食べ過ぎに注意しましょう。
高得点が難しい科目です。
「マーケティング」<「戦略論」<「組織論」の順に難しくなります。
「組織論」では5割でいいと考え、「マーケティング」と「戦略論」で6割以上を狙い、合計で6割以上を狙いましょう。
6.運営管理
「生産管理」と「店舗運営管理」でしたら、「店舗運営管理」で6割~7割を狙い、「生産管理」は5割~6割を狙い、合計で6割を狙うべきです。
企業経営理論と運営管理ならば、運営管理の方が高得点が取りやすい受験生も多いと思います。
7.経営法務
令和4年度が易化したので、令和5年度は難化が予測されます。
しかしながら、知財で7割以上を狙い、会社法で6割以上を狙い、合計で5割~6割を狙うべきです。
法務は、会社法や民法の問題は、1問に要する時間が多くかかりますが、それに対して、知財の問題は、1問にかける時間が少ない問題も多く、まずは知財で得点を固めるべきです。
8.経営情報システム
この科目も難化すると、ものすごく難しくなります。
前半の、ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク、インターネット、セキュリティ、システム、プログラム言語、で高得点を狙うべきです。
後半のITトレンドは、テキストに掲載の最低限のものを暗記し、5割程度を狙う戦略でよいと思います。
経済学、財務会計、経営法務、経営情報システムの1問が4点科目の4科目のうち、どれか1科目(できれば2科目)高得点が取れれば、残りの科目を落ち着いて取り組めます。
企業経営理論、運営管理、中小企業経営・中小企業政策の3科目は、1問が2点~3点の科目であり、高得点が難しいです。
9.中小企業経営・中小企業政策
6月の記事の中小の項をご参考にしてください。
・前半:「中小企業経営」5割~6割
・後半:「中小企業政策」6割~7割
合計6割
お読みいただき、ありがとうございました。
(了)