皆さん、元気に頑張っていらっしゃいますか?ししまるです。
まだ残暑が厳しい日々が続きますが、暑さに負けず頑張っていきましょう。
前回に引き続いて、2次試験の学習で留意していた点などを共有して、皆様の学習の一助になればと思っております。
1次試験で勉強した内容は定期的に復習を
言われてみれば当然という話なのですが、1次試験で学習した内容は定期的に復習しておく必要があります。
2次試験対応には専用のスキルが必要であり、その習得に集中してしまいがちなのですが、1次試験で勉強した知識をベースに解答を考えて、書いていくことになります。
事例3においては生産管理に関連する知識、事例4においては計算式や分析方法などは1次試験の知識がないと、問題を解けないことが多いです。
事例1や事例2は、知識がなくとも対応できてしまうことはありますが、やはり与件文や設問を構造化する際に、1次試験で学習したフレームワークは大切になります。頻出のテーマをしっかりと抑えられれば十分だと思いますので、定期的に復習して、使いこなせるようにしておくことが大切です。
書く訓練
1次試験の知識習得(インプット)の勉強から、論述(アウトプット)中心の勉強になります。感覚的には、量をこなすことで着実に点に繋ぐことができる1次試験に対して、2次試験では、質を意識した勉強が求められることになります。
前回のブログでお伝えしたとおり、与件文や設問を構造化して、ストーリーを理解・整理できるスキルに加えて、解答をスピーディーにまとめるスキルも必要となります。
100字前後の解答が多いので、慣れてくれば、そのまま書き出すこともできると思いますが、私は箇条書きで記載する内容を書き出して、日本語として適切になるように順番、接続詞などを別で考えて、文章を書き始めるようにしていました。
文字数が足りない(要求される文字数よりも少なる)ことはあまりなかったですが、要求される文字数に収まらない場面にはよく遭遇しました。接続部分の文字数を減らしたり、類義語をうまく活用して文章を短くする等のテクニックも場数を踏むことで慣れていきます。
また、文章にはどうしても癖が出てしまいます。こうした文章の癖は、自分自身では気づきにくいので、添削サービスを活用したり、模擬試験などで採点してもらうなど、他人の目でチェックしてもらうことで、自分の癖や改善点に気付くことができると思います。
事例4への対処
得意不得意が分かれる事例4への対処に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
私も事例4については、どうしても解答時間が間に合わず、足を引っ張ってしまう存在でした。
他の事例と異なり、勉強量が得点につながりやすい問題であることもあり、私は他の事例と比べて最も時間を費やしました。
ただし、時間を費やしたと言っても、難易度の高い問題を解くというよりは、基本的な問題や高頻出な問題をスピーディーに解くトレーニングです。得点源にするというよりは、足を引っ張らない科目にすることに注力していました。
事例4に絞った市販の参考書や問題集もいくつかありますので、自分自身が合うものを選んで、繰り返し取り組んでみると、解答スピードが上がり、ミスも少なくなり、着実に得点に結びつくと思います。訓練次第で、着実に得点につながる実感を持てるようになります。
昨年度の事例4は全体の平均点が低く、最終的には得点調整が行われたようで、自分自身も全く手応えのない問題がいくつかありました。その一方で、標準的なものはミスなく対応できた実感がありました。事例4がどうしても苦手な方は一定の割り切りをして、4科目全体で合格ラインを目指す方法も一つかと思い、ご紹介させていただきました。
それでは本日はここまでとさせていただきます。
本番まで2カ月を切っていますが、皆様のペースでベストを尽くして、少しでも合格ラインに近づけるよう祈念しています。