解答の一貫性について

皆さん、こんにちはクマバチです。

今年2次試験を受験される方は、試験まで残り1カ月を切り、追い込みですね。季節の変わり目ですので、体調管理に注意して悔いのない学習を続けてください。また、この時期模試や過去問添削の結果が悪くて落ち込んでいる方はどうか安心して下さい。私は昨年の模試は45点以下が2科目と散々の出来でしたが、合格できました。模試や過去問添削の目的は合格に繋がる気付きをどうやって得るかです。点数が悪くて、多くの気付きを得た時点で目的達成です。その気付きを活かして合格に邁進してください。

解答の一貫性とは

では、表題についてお話します。私がAASで2次対策を学習していた時、解答の一貫性について重要視するように指導を受けていました。にも拘らず、本質的に理解出来ておらず、1つ1つの問題・設問を別の事として捉えて、解答していました。その為、2次試験の1カ月くらい前に実力の伸び悩みを感じました。実力を伸ばす為に何をしなければと考えている時に、AASの講師の方から、「与件分の読み込み&模範解答の清書」を勧められました。「与件分の読み込み&模範解答の清書」を毎日2科目以上行う中で、与件文・問題文・解答で1つの綺麗なストーリーになっている事に気づきました。結果、一貫した解答が書けるようになったのです。

皆さまは解答の一貫性とは何か説明できますか?

与件文・問題文を読むと、ほとんど全て(事例Ⅳは除く)が、過去の経緯→過去の対策→直近の課題→未来への課題取組になっています。これらは、「過去の強み・弱み」を活かしてどうやって、過去対応していたか。→「現在の強み・弱み」を活かしてどうやって直近の課題を克服するか。→「現在の強み・弱み」をどう進化させて、未来への課題に取り組むか、というストーリーを描けるようになっています。私はこのストーリーを描くこと(理解すること)が解答の一貫性ではないかと考えています。

なぜ、中小企業診断士の試験に解答の一貫性を求められるのか?

現実に置き換えても、その会社の過去の経緯と現在の強み・弱みを無視して、未来への取り組みを行う事は出来ないからだと思います。また、中小企業診断士には相談企業の現実に焦点を当てて、助言すべきというニーズがあるからだとも思います。

最後になりますが、残り1カ月で実力は大きく伸びます。ぜひそのチャンスを逃さず学習を続けて下さい。

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