皆様、こんにちは!リットです。
前回の投稿はこちらです⇒モヤモヤした気持ちとうまく付き合おう│中小企業診断士合格アミーゴス (aas-clover.com)
二次試験からそれなりに時間が経ちましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。やっぱりモヤモヤしてますか?もう既にいくつか採点サービスの結果を受け取っている方もいると思います。
今回は二次試験の採点サービスについて書かせていただきます。興味のある方もいらっしゃると思いますので、是非ご一読いただければ幸いです。
採点サービスってなんだろう?
皆様、一次試験と二次試験の最大の違いは何だと思いますか?そう、マークシート方式か記述式かですよね。
一次試験はマークシート方式ですので答えは一つしかありません。しかし二次試験は、筆記形式ですので答えが存在しません。(というか、公式回答が発表されないので本当の答えを知るすべがありません。)
ですので、受験生は試験が終わっても自己採点が出来ません。なので結果が出る2か月半程度、自分が合格しているのか落ちているのか全く見当が付きません。
そこで、活躍するのが「採点サービス」ってわけです。受験生達は各受験校などが行っている「採点サービス」を利用する事でなんとなーーーーく自分のポジションが分かるわけです。
私は予備など採点サービスを4つほど利用し、自分の立ち位置を確認しました。
その結果が↓です。
A社 B、C、B、B
B社 A、D、B、A 総合B(363位/512人中)
C社 51、58、46、46 201点(21位/89人中)
D社 64、51、59、58 232点(66位/119人中)
( ^ω^)・・・うわぁ
どうみてもこれじゃ上位18%に入れている気がしない結果ですね。
結果は最後まで分かりませんよ
では実際の点数はどうだったのかというと…
A社 B、C、B、B
B社 A、D、B、A 総合B(363位/512人中)
C社 51、58、46、46 201点(21位/89人中)
D社 64、51、59、58 232点(66位/119人中)
実際 68 64 55 65 合計252
※それぞれ左から事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの順です。
いやぁ、結果はわからんもんですなぁ
ここから私が言いたいことは「採点サービスはあくまで採点サービスの中だけの結果であり、本当の結果は出るまで分からない」ということです。
なぜ採点サービスと実際の結果は異なるのか
では、なぜこのようなことが起こるのか。
完全に私の推測ですが、まず予備校は
①あくまでその予備校の模範解答と如何に近いか(キーワードが抜き出せているか)
②収集された受験生の回答に対して、如何にマジョリティな回答が出来ているか
といった手法で採点されているのが一般的だと思います。
でも実際の本試験の採点方法は一切公開されていません。
何人で採点しているのか。採点基準はなんなのか。1枚の答案の採点に掛かる時間はどれくらいなのか。
実際に簡単に比較してみても、
採点枚数 予備校:本試験 = 最大でも500枚程度:約9000枚
採点期間 予備校:本試験 = 約1か月~1か月半:約2か月半
採点官 予備校:本試験 = 1人~数名:?
と、このことから本試験の採点のほうが圧倒的に大変だということが分かりますし、たぶん予備校が行っている採点方法とは色々異なると思います。
※採点者の大変さについての考察は以前の記事でも書いてます。⇓
二次試験の合格率アップ術、こっそり教えます│中小企業診断士合格アミーゴス (aas-clover.com)
以上のことから、採点サービスの結果はあくまで採点サービスの結果でしかなく、実際に受かるかどうかは別物です。
(でも自己採点が出来ない二次試験において、この採点サービスこそが受験生にとっての心の拠り所なんですけどね。)
実際、採点サービスの結果が返ってくるとX(旧Twitter)では大いに盛り上がります。
それはもう、大いに自慢する人もいれば、絶望している人もいます。狂喜乱舞、阿鼻叫喚、悲喜こもごも とは正にこのこと。
でも結局、総合A+評価やA評価の方でも不合格だったり、総合C評価の方で合格されている方も多くいらっしゃいました。
私は決して採点サービスを否定しているわけではありません。
無料採点してくれて、フィードバックのおまけまでくれるのですから本当に良いサービスだと思います。
でも結果は最後まで分からない、ということ。
最後に
どんなに採点サービスの結果がよくても落ちるときは落ちるし、採点サービスの結果が最悪でも受かるときは受かることもあります。
なので採点サービスでどんな結果が返ってきても、実際の合格発表をドキドキしながら待ちましょう!
(採点サービスで落ち込んでいた去年の自分に言い聞かせたい)