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その1.5か年計画、安全ですか?

こんにちは! ずんぴーです。

前回の記事は身近な方から多くの感想をいただきました。ありがとうございます。
今後も何かしらのお役に立てるよう、執筆がんばっていきたいと思います!

さて、今回は私も経験した一次試験の1.5か年計画について書きます。
「本当に1.5か年で大丈夫ですか?」というお話です。

一次試験の1.5か年計画

一次試験の申込が始まりましたね!
今年の一次試験を受けられる方は忘れずに申し込んでいただき(まだの人は今!!)、残りの3か月を無理なく悔いなく過ごしていただきたいと思います。

私が中小企業診断士試験を受けてみようと思ったのが、今からちょうど3年ほど前のことです。
その年の3月に何となく考えはじめて、ちゃんと本腰を入れて勉強を開始したのは4月の半ばでした。

当初はその年の一次試験に7科目合格するつもりで、各科目ごとのスケジュールを自分なりに引いてやっていました。
しかし、初めて知ることばかりのテキストは思うように読み進められず、徐々にスケジュールに遅れが出てきました。

当時の私は、1科目1冊ずつある分厚いテキストと、1科目1冊ずつある分厚い問題集を買い揃え、

分厚いテキストを最初から最後まで通読する→問題集を最初から最後まで解いていく

という方法で勉強していました。
(ツッコミを入れたくなった方、もう少々お待ちください。あとで自分でちゃんとツッコみます)

結局、まだ手つかずの科目が何個か残っている状態で、5月の終わりを迎えてしまいました。さすがに、
「これ、このままで間に合うか……?」
と焦っているときに、ネットを徘徊していて見つけたのが1.5か年計画というものでした。

一次試験には科目合格制度があります。6割以上得点した科目は翌々年まで合格を繰り越せます。
1.5か年計画とはこの制度を活用し、二次試験に関連の薄い科目を1年目にパスしておき、2年目に残りの科目にリソースを集中させるというもの。
1年目の一次試験の勉強期間が取れない人に向けておすすめ、と言われているのを見た私は、「自分にうってつけの方法やないか!」と考えました。2年かけて確実に一次試験をパスする安全策として、1年目の受験は2日目の暗記3兄弟(情報、法務、中小)だけに絞ることにしました。

そして本試験1日目、私は2日目に向けて勉強するため、試験会場に行きすらしませんでした。
(ツッコミを入れたくなった方、これに関してはこの場でツッコみます。行けよ

本当に安全策になっていますか?

私は1年目に暗記3兄弟を片づけ、2年目に1日目の4科目(経済学、企業経営理論、財務会計、運営管理)に合格するという、当初の想定どおりの形で一次試験を通過できました。
結果的に1.5か年で一次試験をパスした後に思ったのは、

何が何でも60点とらないといけないって、意外とリスクあるんじゃね?

ということでした。

合計で420点とればいいという状況なら、1科目58点でも他の科目で+2点稼げてたらOKです。多少6割を切ってもまあ大丈夫です。
しかし、複数年計画の最終年度以外は、6割を下回った時点でその科目は即OUTです。次の年にやり直し確定です。

そして最近は、一部では「爆弾科目」とも呼ばれたりする、ある年突然信じられないくらいの難化をして、試験終了後に阿鼻叫喚になる科目もあります。
いつそれが来るのか、どの科目がそれになるのか、こればっかりは事前に予期することはできません。

というのも私自身、1年目の中小企業政策は、自己採点時点では実は58点でした。
自己採点した瞬間に「おうふ……」という、本来鳩尾を殴られたときにしか出ないはずの声が漏れて、やっちまったと頭を掻きむしったのをよく覚えています。
結果的に没問の影響で中小もその年に合格することができたんですが、そのときに科目合格制度の妙を思い知らされました。

今年初めて一次試験を受ける予定で、安全策として1.5か年計画を取ろうと思われている方は、少なからずいらっしゃると思います。
その1.5か年計画、本当に安全策になっていますか?

じゃあどうしろっていうんだよという話に当然なると思いますが、私からご提案できるのは、①1年目の本命科目を絞り込むこと、②本命科目以外もちゃんと受験すること、の2点です。

まず1点目、確実に60点取らないといけないという事実を再認識したうえで、絶対に合格を狙いたい本命科目の数をある程度絞ってもよいのではないかと思います。
「1年目に科目合格6科目!」とかはかなりハードル高いと思うので、優先順位をつけつつ、濃淡をつけつつ、ご自身の得手不得手や置かれた状況に鑑みて、自分の頭で考えて、作戦を立ててみてください。

次に2点目、これはもはや自分の反省でしかないような気もしますが笑、仮に一秒も勉強していない科目があったとしても、試験には行ってください。
合格するつもりのない科目なら合格しなくても大丈夫です。元からそのつもりだったはずです。
本試験以上に本試験を再現した模擬試験は存在しません。必ず次の年の受験の糧になります。
そして、仮に全科目ノー勉であったとしても、試験には行ってください(本当に行ってほしいので繰り返し)。

短期でやるなら短期でやるなりの勉強法を

あとツッコミ待ちだった私の当時の勉強方法について。

私の場合、4月スタートの時点で残り時間わずかなのだから、分厚いテキストを頭から読んでいくみたいな悠長なことをやっている場合ではなかったはずです。
試験まである程度勉強時間をとれるならじっくり理解を深めるのもよいでしょうが、効率重視でやらなきゃいけない状況なら、テキストも問題集も薄めのもの・重要な内容に絞られているものを選ぶべきでした。

人によって、科目によって得手不得手は当然あるので、薄いものでやったあとに不足を感じたら厚いものに手を出す感じでよかったな、と今になって思います。
そして、多くの人にとっても同じなんじゃないかなとも思います。ほら、時間が有り余って仕方ない受験生ってあまりいなさそうですし。

一次試験は6割でいい試験です。
別に8割取ったって二次試験で有利になるとか、そんなことは一切ありません。
ハードル走なのでハードルを飛び越えられるくらいでいいです。棒高跳びの棒は必要ありません。最短距離で飛び越えていきましょう。

GWも勉強がんばってください! 応援しています!!

第2回 2次公開模試(9/14、15、16開催)

真に受ける価値がある模試を提供するために、問題作成から採点システム、採点方法まで、数々の工夫を凝らした2次試験対策 公開模試を実施します。

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