わたしの再現答案リアル解説(R05事例1 56点) さとすぃ

本日解説するわたしの再現答案はこちらです(R05年度事例1 56点) さとすぃ

こんにちは、さとすぃです。
今回はR05年度事例Ⅰの私の再現答案について解説していきます。

第1問

[設問文]統合前の A 社における①強みと②弱みについて、それぞれ 30 字以内で述べよ。
[解答 ①強み] ①商品とサービスの質の高さ、②従業員が定着し組織風土も良好
[解答 ②弱み] ①原材料の高騰により収益を圧迫、②地元の顧客の高齢化 

与件文からは以下を参照しつつ、強みの①は第2問、②は第3問へ、弱みの①と②は第4問へ接着を図って記載しました。

  • 第7段落:商品とサービスの質の高さ
  • 第8段落:組織
  • 第9段落:原材料の高騰、顧客の高齢化

第2問

[設問文]A 社の現経営者は、先代経営者と比べてどのような戦略上の差別化を行ってきたか、かつその狙いは何か。100 字以内で述べよ。
[解答]戦略は蕎麦に経営資源を集中し、オリジナルメニューを開発して差別化し、地元のファミリー層をメイン客層とした差別化集中戦略である。狙いは①商品とサービスの質による収益性向上②従業員の負担軽減で、離職防止

与件文からは以下を参照しつつ、競争戦略の類型から「差別化集中戦略」を記載しました。
ただ改めて見ると、①「蕎麦に資源を集中」したのは現経営者が入社後に行った施策ではあるものの、先代経営者時代に見受けられるので時期ズレを起こしていた可能性あること、②離職防止の対応策として第8段落の前半に記載されている組織戦略・施策に関しても記載すべきだったこと、などの反省点があったなと思いました。

  • 第5段落:蕎麦に資源を集中
  • 第6段落:仕事への負担、離職率の高さ
  • 第7段落:ターゲット、オリジナルメニューを開発

第3問

[設問文]A 社経営者は、経営統合に先立って、X 社のどのような点に留意するべきか。100字以内で助言せよ。
[解答]留意点は①商品とサービスの質が悪く、価格競争に陥っている点の解消、②X社と食品卸売業者とのつながりを維持し、シナジー効果を生む事、③従業員の横のつながりが少なく、組織的な意思疎通を作る必要がある事

この設問では以下の与件文を参照しつつ、極力複数の観点から網羅できるように記載しました。

  • 第11段落:組織、卸売業者観点
  • 第12段落:競合、顧客、組織観点

第4問

[設問文]A 社と X 社の経営統合過程のマネジメントについて、以下の設問に答えよ。

[設問文 設問1] どのように組織の統合を進めていくべきか。80 字以内で助言せよ。
[解答]助言は①全社の目指す方向性の発信や目的意識の共有を行い、モラール向上する事。②人員の配置転換で負荷の平準化とスキル向上を図り、従業員の定着と組織力を向上する事

この設問では以下の与件文を参照して、第11段落ででていたX社の組織課題に対して、第8段落ででていたA社の組織の強みを活用して解決を図っていく形で記載しました。

  • 第8段落:A社の組織状況
  • 第11段落:X社の組織体制
  • 第12段落:X社の組織課題

[設問文 設問2]今後、どのような事業を展開していくべきか。競争戦略や成長戦略の観点から100 字以内で助言せよ。
[解答]助言は①地元の高品質な原材料を使用した地域ブランドの蕎麦のメニューを開発して差別化し、 外国人観光客や若者の口コミは促進し、売上拡大を図る事、②社員の独立制度を設け組織活性化と店舗数拡大を図ること

この設問では以下の与件文を参照しつつ、中長期目線で実現していけそうなことを記載しました。のれん分けが2回書かれていたので独立制度を設けるといいかなと思い期しましたが、実際の得点からは思考が飛躍しすぎていた可能性が高そうだなと感じました。

  • 第1段落:のれん分け
  • 第8段落:社員の独立意向
  • 第10段落:のれんわけ
  • 第11段落:原材料
  • 第13段落:顧客

おわりに

私の二次試験直後の手応えでは、4事例の中で最も高く、80点超えもいけるのではと感じていましたが、実際には4事例の中でも最も点数が低い56点に留まっていたので、いろいろ解釈違いを起こしていた可能性がありそうです。
とはいえ、解釈違いをしていた場合に80分の中で修正するのはとても難しいので、そういった事例でも60点近いところまで持っていけていたのはよかったなと思いました。

次回は、R05事例Ⅱの再現答案リアル解説をしていく予定です。
もしよろしければまた読んでいただけるとうれしいです。

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