皆さん、おはようございます。
AAS東京校の徳田 (*・ω・)ノ です。
今日から、しばらくの間は水曜日(不定期)で中小企業診断士に
関わる情報を発信して参りますので、よろしくお願いいたします。
さて、診断士の二次試験では、国語力が問われることは皆さん
ご存知ですよね?(大事なことなので、繰り返し伝えています)
国語力とは、論理的思考力を使って読み、書き、話したりする、
との所説もあり、この論理的思考力が根源にあるそうです。
そして、論理的思考力とは”関係整理力”のことであり、①言い
換える力(同等関係を整理する力)、②比べる力(対比関係を
整理する力)、③たどる力(因果関係を整理する力)で構成され
ています。
この3つ力で構成されている関係整理力を駆使して、与件を読む
ことができれば、要点をつかめるような読み方ができそうです。
AASでは、中小企業診断士の二次試験を解く際に「読む」→
「考える」→「書く」という独自のお作法があります。
この最初の「読む」フェーズで、与件を正確に読めないと、
正しい解答にたどり着くことは困難となります。
上記の関係整理力を駆使して読めばよいのはわかりましたが、
そもそも国語力が弱い人は、どのようにして取り組めばよいのか?
わからないですよね~。。
私も受験生時代、そのような国語力の弱い一人でした。その時に
AASで紹介して頂いたのが、”中学入試を制する国語の「読みテク」
トレーニング(説明文・論説文)”早瀬律子著です。
最初、このテキストを見たときに小学生用のテキストであり、
ここまで後戻りして学びなおさないといけないのか?
愕然としました。
しかし、内容を確認してみると、中学入試だけでなく現在の診断士
試験にも通じる内容となっており、基礎から学びなおす良い機会と
割り切って、取り組むことにしました。
このトレーニングでは、文章には決まりごとがあり、筆者が意図的に
繰り返す言葉(キーワード)を探して、要点を正確に理解することを
目的としています。
診断士試験でも与件をよく見てみると、同じキーワードが何度も
意図的に何度も出てきたりと、筆者の思いが詰まった内容となって
おります。
この筆者の思いが詰まった与件文を、設問に応じて正しく読み解く
ことができれば、更に合格に一歩近づくことができると思いますので、
ぜひ取り組んでみて下さい。
今回は、既に「読みテクトレーニング(説明文・論説文)」は、
やったことがあるよ~という方には、上級編である「読みテクトレー
ニング(随筆文)」をお勧めします。
随筆文は、エッセイやコラム等の筆者の個性が色濃く反映された
文書が中心であり、正確に読みこなすのは厄介な文書です。
この随筆文をよく理解するためには、筆者の体験や心情から文章の
テーマ(筆者が一番伝えたいこと)を読み取ることが大事です。
診断士試験でもこのテーマを読み解くことは大事です。この本では
随筆文のテーマを外さない読み方を解説してありますので、文章の
本筋を外さない読み方のコツをマスターしてみるのもよいと思います。
国語力を更にアップされた方は、”急がば回れ”で、少し寄り道
してもよいかもしれません。
最近の診断士試験では、更に難易度が高まり、与件や設問を正しく読ま
ないとたどり着けない構成となっており、この”国語力が合否を分ける”
といっても過言ではないのかもしれませんね。
それでは、またお会いしましょう!