読者の皆さま、こんにちは。
AAS東京の渡邉です。
今日から3週間に1回、木曜日を担当しますのでよろしくお願いいたします。
本日は、診断士になってから私が最も衝撃を受けた先生の本を紹介したいと思います。
五島宏明 『三代目が会社をつぶす!?』 同友館 2015年
五島先生は、ベビー子供服洋品店の三代目社長となり、チェーン展開をして会社を発展させるも
その後近隣のショッピングモールとの競争に敗れ会社は倒産、自己破産してしまいます。
そして、数々のアルバイトや風俗店のドライバーまでして食いつなぎながら必死に勉強をして中小企業診断士の資格を取得、
今では事業再生コンサルタントとして大活躍されています。
私も一度セミナーで五島先生のお話を聞いたことがありますが、一番感じた事は診断士になればどんな経験でも活かす事ができるということです。
五島先生も「会社をつぶした奴の話なんか誰が聞くか」という様な目で見られることもあったそうですが、自分自身が味わった会社倒産の辛い思いを他の人にさせたくない、という真摯な姿勢で仕事に取り組み、結果的に大成功されています。
受験生の皆さま、診断士になって何をしたいか今の時期から明確に描いてみてはいかがでしょうか?
私の場合は、単に経営の勉強をしてみたい、という気持ちだけで診断士を志したのですが、いざ資格を取得してから本当にあらゆる方面で可能性が広がっている事に気づかされました。AASでの仕事についても、講師の経験なんてありませんでしたが自分なりに考え工夫することで何とか講座をやり終える、という事を繰り返すうちに自信がついてきました。それ以外にも店舗のお手伝いや執筆・プレゼンテーション、海外でのプロジェクトへの参画等、診断士になったことで縁が広がり、多くのチャンスを頂けるようになりました。
皆さまのこれまでの経験を活かすことは必ず可能ですし、未知の分野でも挑戦していくことで道が開けていきます。
試験までは長丁場、モチベーションを保つためにも診断士としての明確なビジョンを描くことは有効です。「自分には無理だ」という思い込みは捨てて、やりたい事を自由に考えてみてください。試験が近づくとそれどころではなくなってしまうので今の時期にやる事をお勧めします。
それでは本日はこの辺で。