こんにちは!ナビゲタです。
今回は、診断士1年生として私がいろんなところに顔を出して見聞きしたり実際に経験してきたことから、「中小企業診断士について感じたアレコレ」について、1年間を振り返りたいと思います。
「診断士って稼げるの?」、「独立できそう?」、「会社員は本業との両立は?」などなど、診断士になった誰もが疑問に思うようなことについて、私の実体験に基づき記事を書きたいと思います!
(本音を書きますが、あくまでも個人的な感想です)
◆診断士1年目の経験を通した『今の所感』
❶自分に合う仕事をやれば良い
診断士になればみんなが一度は携わると言われる「補助金申請支援業務」。私も挑戦しようとしましたが、事務作業が好きではない私には合いませんでした💦
一方で、誰かに何かを伝えたり導いたりする仕事には非常にやりがいを感じる性格なので、受験生支援や経営相談の窓口業務は、自分のパーソナリティーにマッチする仕事だと実感しました。
副業で診断士活動をされようとしている方は、時間にも限りがあるので「とにかくなんでもかんでも…」ではなくて、自分の強みや得意を活かした仕事をしていけば良いと思います。
❷診断士合格だけで独立するのは難しいかも
診断士合格後、名刺交換した枚数は100枚を大きく超えました。多くの諸先輩方からお話をうかがう機会にも恵まれましたが、独立診断士の諸先輩方の厳しい現状には正直驚きました。
「バリバリ稼ぐコンサルタント」として満足に生計を立てられるレベルで稼いでいらっしゃる方はごくごく一部で、多くの診断士の方々は仕事の受注に課題を抱えていらっしゃる状況。コロナ禍で爆発的に増えた「補助金申請業務」が昨今激減していることも収益減につながっているようです。「診断士資格だけで独立して成功するのは多くの人にとって困難な道なんだなぁ…」っていうのが、今の率直な印象です。
❸学びの場が多い
県の診断士協会、研究会、様々な診断士民間団体などに入会すれば、多様な学びの機会が得られます。ありとあらゆる勉強会があり、自分の関わり次第ではとても成長できる場であると思います。
ただし、自分自身の診断士としてのロードマップを描いたうえで参加しないと勉強迷子になってしまいます。「勧められるまま入会しちゃったけど、よくよく考えたら今の自分にとって必要な学びはこれではないな…汗」などの紆余曲折を経て、この1年、自分自身を見つめ直す良い機会にもなりました。
❹本業には良い影響を及ぼす
中小企業診断士に登録後、会社内での影響力が増したように思います。
・役員からのリスペクトや信頼を感じる場面が増え、役員会など社内での発言力が向上したり…。
・社外専門家や取引先役員との出会いの場面で、名刺の「中小企業診断士」の表示から話がふくらみ、関係構築が深まるきっかけになったり…。
・部下たちにも良い影響を与え、自部門の中に自分も診断士を目指そうと思い立つ社員が増えたり…。
「中小企業診断士」という資格は、会社員という世界の中では一定のリスペクトを頂ける資格なんだ、と実感した1年間でした。
❺ネット副業を活用できるとますます可能性が拡大しそう
副業マッチングプラットフォーム(サンカク、ビザスクなど)を活用し、自分のプロフや経験値、専門性(無い💦)などがどれほど必要とされるのか?を試してみました。
書類選考を通過し、専門家を求めている中小零細企業の社長との1対1の面談も何度か経験しました。結局、顧問契約には至らなかったものの、中小零細企業の実態や抱える課題を知る貴重な機会となりました。専門家100名くらいの応募に対して契約できるのが1名という、非常に高い専門性や実績が求められる狭き門ではありますが、自分の市場価値を確認できる良い機会となります。時間ができたら再挑戦したい分野です。
◆まとめ(今後のこと)
●自分の意思を明確にして自分自身を見失わない診断士でありたい!
自分の人生において何を志しどんな成長ルートを描くのかが重要ですね、やはり。同じ資格を持つ診断士でも活躍の仕方は十人十色です。これからも私らしく活動していきます。
●本業を磨き続けたい!
今は部長職を務めていますが、会社員のエンディングはやはり役員を経験して経営からの景色を見たいと思っています。その責任を背負う覚悟と実力を高め続けて会社員人生をまっとうします。
また、診断士としては、引退後も見据えつつ、自分にできる地域貢献について模索していきたいと考えています。
診断士としての1年目は試行錯誤の連続でしたが、自分の道を模索する貴重な時間となりました。何か一つでも読者の皆さんの気づきや参考になれば幸いです!