こんにちは! ずんぴーです。
ご縁があって1年間書かせていただいたこちらのブログも、今回で最後となりました。
長いような短いような不思議な感覚ですが、とにかく今回で最後です。
この1年間、こちらのブログでは以下のようなことを書かせていただきました。
- 1.5か年計画について
- 勉強のモチベーションについて
- 事例Ⅰ~Ⅳの再現答案振り返り
- メンタルのコントロール
- 合格発表までの間
- 副業開業の手続き
- 口述試験対策
- 実務補習体験記
その時期ごとに受験生や合格者の方々にとって役立つよう、なるべくタイムリーな記事を書いてきたつもりです。
ほんのちょびっとだけでも誰かのお役に立てていたら、これほどうれしいことはありません!
そんな中で、4月に一発目に書いたのが「自分の感受性くらい自分で守れ」という記事でした。
詳しくはこちらの記事をご覧いただければと思うのですが、「いろいろと情報が錯綜する中で、自分の頭でちゃんと考えることが大事だね」ということを(偉そうに)語っている記事です。
合格直後に書いたこちらの記事ですが、およそ一年ほど経ちました。
あんな偉そうな記事を書いたずんぴーはちゃんと自分の感受性を守れたのか!?
ということで診断士生活の一年目を振り返っていきたいと思います。
駆け出し診断士一年目
この一年間を振り返ると、本当にいろいろあったなと思います。
都道府県の診断士協会に入って研究会に入ったり、副業を始めてみたり、新たな人との出会いがあったり。
診断士の試験を受ける前に思い描いていた、「こんなことやってみたいな~」の一部は達成できたかな? と思う一方で、診断実務の現場で揉まれに揉まれて、めちゃくちゃスキルアップしてやったぜという実感は、現時点では正直ありません(自分のせい)。
「これからどうしようかな?」とか「自分って本当は何がしたいんだっけ?」と迷う瞬間はたくさんありましたし、なんだったら今でも迷ってるし、これからも迷うんだろうなと思います。
そんな中で、自分の中で大事にしていたことがいくつかあって、そのうちの一つが「やるかどうか迷ったらやる」ということでした。
今までだったら、例えば何かの交流会やイベントはめんどくさいから行かないっていう選択してきてたんですけれども、この一年に関しては行くかどうか迷ったときにはとりあえず申し込む、顔を出してみることを心がけていました。
意外とおもしろかったことも、やっぱりおもしろくなかったこともありましたが、いずれにせよ何かしらの刺激や情報は得られました。
こないだもあるイベントに顔出して、妙にシンパシーを感じた人がいたので二人でそのまま飲みに行って、爆笑しながらいろんな情報交換ができました。これからも何度もお会いして仲良くなれそうな予感。イベント行ってよかったです。
出不精や面倒くさがりいう自分の性質を踏まえたうえで、自分比でアクティブに過ごせているところがこの一年よかったかなと思います。
(結局、人間なんて他人との交わりの中でしか人間らしくいられないわけですし)
何かお誘いを受ける機会があったときに、来るもの拒まずで取り組むようにしてきました。
それをすることによって、自分の進みたい方向もおぼろげながら見えてきたかなという感覚があります。
まずは今の勤め先で経理の仕事をやってるので、そこをちゃんと伸ばしていきたい(実は今、日商簿記1級の勉強中です)。そして、周りに褒めてもらった経験のある話す・書くということをもっと伸ばしていきたい。
あとは、私の場合は会社を辞めずに副業として診断士を続ける、独立はしない、っていうことですね。
診断士試験に関してもいろんな意見や方法があったのと同様、診断士になってからもいろんな在り方があります。どれかが間違ってるとか正しいとかではなく。
数多ある在り方の中で自分の道をどう歩むかというときに、やっぱり「誰かが何かを言ってたから」という基準で決めたくないなと思っています。自分の感受性くらい自分で守れ!
それに関連して、最近よく考えていることがあります。それが「呪い」についてです。
診断士という呪い
診断士試験はご存知のとおりとてつもなく難しい試験です。
大変な思いを皆さんされてるし、私もちょっとはしてきました。
そんな大変な思いを経てせっかく難しい試験に合格できたんだから、「これを活かして何かしたい!」と思いますよね。
そう思うのは自然だし、私もそう考えました。
じゃあ、「活かす」って何なのか?
「独立して開業する」が理想の人もいるでしょうし、「公的支援や窓口相談に携わる」の人もいるでしょう。どちらも素晴らしいですね。
自らを振り返って結局一年間何をやってたかっていうと、私は先に挙げたいわゆる「診断士っぽい」ことはどちらもやっていません。
では自分は診断士を活かさなかったのか? っていうと、別にそうじゃないと思っています。
「診断士になったからには、診断士らしいことをしたい!」と考えること自体は自然なことです。
しかし、それが行き過ぎて逆に自分の可能性を狭めてしまっていたら、その考えは呪いです。
本来、いろんなことに携われるところが診断士資格の良さの一つでもあるはずです。
別に中小企業診断士になったからといって、「中小企業診断士らしい」ことをしなければいけないわけではありません。
あほみたいに範囲の広い一次試験を見るとわかるように、望めば何でも取り組める、何やってもいいという懐の深さ。
行動範囲を狭める檻ではなく大空を羽ばたくための翼、それが中小企業診断士という資格ではないでしょうか。あっ、詩的なこと言っちゃった。
極端な話、「診断士取ってよかったな~」と思えてさえいたら、それは資格を活かせてると言っていいんじゃないですかね。そう考えれば、私は結構活かせてる方だと思います。
終わりに
根本的に、他人の言うことなんてどうだっていいじゃないですか。
(自分自身の経験上、他人の振る舞いにあれこれ言いたくなってしまうのは自分に余裕がないとき)
これを読んでいる方の中には、合格者だったり受験生だったり、いろんな立場の方がいらっしゃるでしょう。
それぞれの場所で、それぞれの考えで、それぞれの感受性で、自らの道を堂々と進んでいただければと思います。
私もそうやってがんばります。
ということで、1年間ありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう! たぶんそのへんでうろちょろしてます!