みなさん、こんにちは! けーたろーです。
これから1年間、こちらのブログで、少しでも皆さんのお役に立てるような情報を発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします!
私は大阪在住、メーカー勤務の50代です。
若い頃から「経営」について体系的に学びたいと考えていましたが、2000年ごろより長く海外勤務を経験したことで、「やっぱり経営を体系的に理解しておかなければ、海外のビジネスリーダーと互角に渡り合うことはできない!」と思い、本格的に経営の勉強に取り組むことにしました。
そして中小企業診断士試験です。
海外駐在以前に一度勉強していたことはあったのですが、2021年(令和2年)試験の勉強から再開をしました。
1次試験で不合格になることはなく、こちらについては(経済学と経営法務以外には・・)苦手意識はありませんでしたが、2次試験の方はその特殊性(①正解が発表されない。よって何が正解だったのかがわかりにくい。 ②出題者(筆者)の意図をきちんとくみ取って打ち返すという国語のような試験)に慣れず迷走していたこと。そして、事例Ⅳでなかなか60点に到達できず、苦しんでいました。
各年度の結果は次の通りです。
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 平均点 (ご参考) | |
事例Ⅰ | 53 | 52 | 57 | 61 | 59 | 56.4 |
事例Ⅱ | 68 | 74 | 55 | 51 | 64 | 62.4 |
事例Ⅲ | 57 | 61 | 58 | 53 | 64 | 58.6 |
事例Ⅳ | 57 | 39 | 34 | 55 | 74 | 51.8 |
合計 | 235 | 226 | 204 | 220 | 261 | 229.2 |
ようやく令和6年度試験で合格することができました。
「事例Ⅳで稼げたから合格した」というようにも見えますが、それだけではなく、事例Ⅰ~Ⅲについても。合格点60点のレベルの地力がついたからこそ合格できたと感じています。具体的には以下のようなことが合格の要因になったと思います。
(令和5年度試験以前から取り組んでいたことで、やって良かったと思うこと)
・毎年自分の再現答案を作成して、各受験校(5つ)の解答と並べてみて比較・分析する作業を蓄積
これにより、自分の解答がどれくらいあたっており、どれくらい外れているのかを確認していました。
・事例Ⅰ~Ⅲは、与件文のSWOTを抽出して、それらを各設問を解く中で消込をしていき、大事なSWOTの項目が抜けていないかを確認するようにしたこと
各設問に対して、SWOT要素をあてていくことで、あらかた出題者が意図することが見えてきました。逆に、「このSWOT要素は必ずどこかの設問に対する答として使うだろう」と思うのに、それを使えていなかった場合には、「何かおかしい・・・。何か根本的な考えが間違っているのでは?」と立ち止まって考えるようにできるようになりました。
・その他各事例ごとの対策を取ったこと(※これについては次回以降ご説明したいと思います)
・過去問を繰り返し解いていたこと(やはり本試験の問題は、各受験校の模擬試験とは練りこみ方が違うと感じます。というのも、解答要素が“絶妙に”わかりにくく与えられているように思いますので、過去問を解くトレーニングを積むことが大事と思います。)
それに加えて令和6年試験に向けては次のような取り組みをしたことが成功につながったと思っています。
(令和6年試験でやって良かったと思うこと)
- AASサイトの「みんなの再現答案」の中から特に80~90点の高得点答案の書きぶりを参考にするようにした
そして、「別に難しいことは全然書いていない。どれも“これでいいの?”と思うくらい、シンプルな文章だ。とにかくシンプルに書くことを意識する。あとはできるだけ、与件文から、必要な具体的項目を使いながら、論理的に書けば合格できるはず!」と思えました。
(試験本番直前にも高得点答案を読み返し、“シンプルに書くのだぞ!“と自分に言い聞かせていました。)
- AASの模擬試験と特訓講座を受験したこと
他の受験校では、「模試は受験して、点数もらって、解説聞けばそれで終わり」でしたが、AAS特訓講座は、模試の解説を聞くことに加えて、参加者個々がどう考えたのか、なぜその答ではダメなのか」などの意見や疑問をリアルタイムで聞くことができて、解法を深堀りすることができました。
- 事例Ⅰ~Ⅲ対策として、できるだけ毎日、100字程度の要約作文の訓練をしたこと
これで、制限のある解答枠に自分が最も言いたいことが書けるようになったと思います。
- 事例Ⅳ対策を考え、実行。それが成功したこと
(※これについても次回ご説明したいと思います)
今回のブログは以上となります。
次回は、各事例Ⅰ~Ⅳについて、私がどのような対策を取っていたかをご紹介したいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回、お会いしましょう!