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【雄町】第2回:1次試験における簿記2級のススメ

「熱燗はお米のスープだからセーフ!」とうそぶく受験生の皆さま、こんにちは! 雄町です


2次対策模擬試験が間近に迫るなか、アルコールは抜きでその緊張ごと模試にぶつかりに行きましょう。

今回は題名のごとく、1次試験における簿記2級の取得について書きたいと思います。

ええ、わかっております、

ただでさえタイムスケジュールが厳しいのに、この上さらに別の勉強せえっちゅうんかい!?

という批判の矢が飛んでくるのは重々承知です。

しかし、簿記2級は「財務・会計」を得点源に変えられる特効薬となる可能性があるからこそ推したいのです。
結論から先に申しますと、簿記2級が大きな効果を発揮する人がいます。それが、

何度過去問をやっても、「財務・会計」の得点が50点を超えない、特に前半分のアカウンティング分野の理解が進まない人です。

もちろん未学習の他科目がある受験生は除きます(まずはそちらが優先です)。突出して「財務・会計」が伸びない受験生を対象にしています。

私の簿記2級との出会い

私のお話をすると、「財務・会計」以外の科目は過去問を繰り返すにつれて合格ラインを超えだし、勉強時間に比例して理解度と得点がおおむね伸びていました。しかし、「財務・会計」に関してだけは、一度やった過去問ですら初めて見たような気分になり、当然得点もひどいものでした。
解説文を読めばその時だけはわかった気になるのですが、まるで無造作に散らばったコインの一つ一つを眺めるように、系統だった理解ができていませんでした

そこで、これを系統だって学べるものはないかと調べたところ、簿記2級がそうらしいというところに行き当たりました。ただ、合格には250時間くらいの学習が必要と言われていて、「毎日5時間やっても50日かかるがな…」と半信半疑でテキストを始めてみたところ、これが良かった。例えばのれんや決算仕訳、損益分岐点計算など、「財務・会計」で見たことあるものが次々と出てくるんですね。しかも、各論点がいったい何の目的で、簿記一巡のどのタイミングの話なのか理解できるので、バラバラのコインがすっと整列するように系統だった理解を可能にしてくれました。それに、「財務・会計」で一度は見たことがあるからこそ、「あの問題はこういうことを言っていたのか」と理解が深まることが多々ありました。

今までわからなかったからこそ、わかりだした時の正の反動が大きかった


もちろん簿記2級の問題集も最初は難しくて間違ってばかりだったのですが、簿記2級の理解がイコール「財務・会計」の得点につながると思えれば二重にやる気がでます。加えて計算問題を中心にアウトプット学習になるため、記憶に残りやすかったです。

それまで何度「財務・会計」の過去問を繰り返してもちっとも得点に反映されないというフラストレーションがたまっていたせいか、一転してものすごく学習が進んだのを記憶しています。

私はGW前から簿記2級の学習を初めて5月末に受けたのですが、(CBT=コンピュータ受験の難易度が低いという傾向のお陰もあったと思いますが、)無事合格できました。
そして簿記2級の学習を終えてから、「財務・会計」の過去問演習がメキメキと伸びだしまして、解説文に書いてあることがわかる、わからなくても簿記のテキストで探せばだいたい前提知識を含めた詳しい解説が載っているので知識が積みあがるという好循環で、7割程度の得点を平均して取れるようになっていました。何より苦手科目が得意科目になったのは心理的にかなりの好影響でした。

長々と書いてしまったのですが、一次試験の財務・会計がどうしてもうまくいかない人は、私と同じくそもそもの前提知識や系統だった理解ができていない可能性があります。そこで簿記2級のテキストと問題集をやってみれば、案外うまくいくかもしれないよと言いたいがためにこのテーマを選ばせてもらいました。

目次

GWはまとまった時間の取れるチャンス、みんな頑張って!!

お勧め2次対策講座

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