皆さんこんにちは。
AAS東京代表の早坂です。
今日は、「気づき」シリーズの6回目を書いていきます。
「気づき」シリーズ前記事
Part①:あなたは本当に「気づき」を得たの?
Part②:まず、ボールペン字講座に申し込みます。。
Part③:しばらく途方に暮れる。。
Part④:ある休日の昼下がりの気づき
Part⑤:人それぞれ得手不得手はある訳で・・
Part⑥:自転車に初めて乗れた日と同じ
これまで、「80分で書き切れない」という受験生時代の私の課題に対して、私が何に気づき、どのように克服していったのかについて、長々とお話してきました。
今日は、これまでの話をもとに、
結局、気づきとは何なのか?
についてまとめていきたいと思います。
私にとっては、80分で書き切れないという自分の課題に対して、
「書くスピードが遅いことが根本的な問題ではなく、書き始めるまでに
書くことが明確に決まっていないことが問題だった。」
ということが「気づき」でした。
私は、この「気づき」が無ければ合格出来なかったと思います。
しかし、この気づきは、人によっては、
「何をそんな当たり前のことを、長々と。。」
と思うようなことだと思います。
ここに、気づきの特性が、よく表われていると思います。
つまり、「気づき」とは、他の人にとって参考になるものではなく、基本的に自分自身の問題だということです。
気づきとは、何か新しい知識や解法を学ぶことではありません。
気づきというのは、自分の思い込みや先入観に、自分自身が「気づく」ことなのです
自分の思い込みや先入観ですから、他の方にとって参考にならないのは当たり前のことなのです。
自分の思い込みや先入観は、多かれ少なかれ、誰でも持っています。
自分の仕事上の経験や知識に基づく思い込みもあるでしょう。
自分の性格に基づく思い込みもあるでしょう。
自分のコンプレックスに基づく思い込みもあるでしょう。
私の場合は、遡ること小学生時代から、「字が汚い」ということは良く言われていました。
また、作文などは書くのが遅くて、最後まで教室に残された経験がありました。
今思うと、そのような経験がコンプレックスとなり、先入観になっていたのではないかと思います。
2次試験で「気づき」が大事だと良く言われるのは、このような、誰でも持っている自分の思い込みや先入観に気づくことが大事だ、ということです。
しかし、自分自身のことほど、自分では見えないものです。
何かきっかけがないと、自分の力だけで気づくことは困難です。
そのために、2次試験の学習では「添削」がある訳ですし、「ディスカッションが大事」といわれるのも、その所以です。
繰り返しになりますが、当然、
このような自分の思い込みや先入観は、多かれ少なかれ、誰でも持っています。
そこにいかに早く気づくか、それが2次試験の合否を握っていると言っても過言ではないでしょう。
今はまだ6月になったばかり。2次本試験まで時間はまだ十分にあります。
「気づき」が得られていないという方は、この時期少し心をオープンにして、2次試験のボトルネックになっている自分の思い込みや先入観について考えてみてはいかがでしょうか?