こんにちは
隔週金曜担当の山本です。
「合格アミーゴス」でのブログ投稿も今回を含めて残り2回となりました
最終回に向けてラストスパートしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします
さて、今回は2次試験対策におすすめの教材についてご紹介していきたいと思います。私が2次試験に合格したのは平成29年度ですので、平成31年度の対策としては多少古い情報もあるかもしれませんがご容赦ください
それではどうぞ
◎過去問(事例Ⅰ~Ⅳ)
2次試験対策で最も優れた教材は過去問です(聞き飽きた方はすみません)。
私は幸運にも2次試験を一回で突破することができたのですが、最も時間を割いたのが過去問です(直近7年分の過去問を各事例3周ほど回しました)。初めて2次試験にチャレンジされる方はまずは一度過去問に触れてみましょう。早い段階で本番のレベル感を知っておくことが重要です。
AASには80分で解いた解答を自身で添削し、それを講師がさらに添削する青ペン添削というシステムがあります。自身で解答を見直すことで客観的に課題を把握することができますし、自分では気付いていない弱みやくせを講師に指摘してもらうことができます。
AASのWebサイトに詳細が記載してありますので、ご興味のある方はぜひ一度目を通してみてください
◎AASの講義テキスト(事例Ⅰ~Ⅳ)
単に合格するためだけのテクニック論にとどまらず、「分析能力」や「問題解決能力」など、診断士に必要な本質的な力を養うことができます
「組織・人事」「マーケティング・流通」「生産・技術」「財務・会計」と、各事例に対応したフレームワーク(課題の抽出、解決策を導くためのロジックを体系化したもの)は、試験対策としてはもちろんのこと、実務補習や診断実務を行う上でも大いに参考になります。私自身、今でも困ったときには見返すことがあります。
◎ふぞろいな合格答案(事例Ⅰ~Ⅳ)
合格答案の最大公約数を知ることができます。2次試験は(恐らく)他の受験生との相対評価で合否が決まりますので、合格者の多くが盛り込んでいる要素を外しているときは注意が必要です。
多くの予備校の模範解答は80分という制約条件が無い中で作成した理想の解答ですので、理想は理想として押さえつつ、リアルな合格解答のレベル感も一方で知っておく必要があるでしょう。因みにAASのWebサイトからも合格者の再現答案を閲覧することができますので、ぜひ参考にしてみてください
◎小が大を超えるマーケティングの法則(事例Ⅱ)
試験委員でもある岩崎邦彦先生の著書です。中小企業が勝ち抜くためのマーケティング戦略を、「企業」と「消費者」双方のリサーチ結果に基づき、体系立てて解説しています。過去に出題された事例Ⅱの与件文、設問文には本書のエッセンスが多分に盛り込まれていますので、一度は目を通しておくと良いでしょう
◎中小企業診断士2次試験 事例Ⅳの全知識&全ノウハウ(事例Ⅳ)
テキストや参考書には向き不向きがあると思います。私の場合は「他の受験生より財務が苦手」と自覚していましたので、とにかく「最低でも60点を確保すること」を目標としていました。
本書は難しすぎず、易しすぎず、かつ、適度なボリュームで重要論点を押さえることができるため、周回して解答プロセスを定着させるのに向いています まずは事例Ⅳを最低限の合格レベルに持っていきたい方にはおすすめの1冊です
◎中小企業診断士試験問題集 2次の知識はこれ1冊!(事例Ⅰ~Ⅳ)
2次試験で必要とされる知識がA5サイズの1冊にコンパクトにまとまっています。穴埋め式なので、通勤途中やちょっとしたすきま時間に暗記カードのように使うことができます。
何度も繰り返して記憶に定着させ、必要な知識をいつでも頭の隅から引き出せるようにしておきましょう
いかがでしたでしょうか。気になった教材はありましたでしょうか。
過去問は別として、万人に有効な教材というのは残念ながら存在しません 大切なのはご自身に合ったもの(弱みを克服し、強みを伸ばすもの)を根気よく探すことです。もし運よく良い教材に巡り合うことができたなら、あなたはその時点で他の受験生より一歩抜きん出ていることでしょう。あとは全力でその教材と向き合ってください
それでは次回、最終回でまたお会いしましょう