２次試験の翌日、台所で泣き崩れました。

おはようございます。
AAS東京の卒業生、北陸テツ子です。

２次試験が終わったら『火花』を読もう！
と試験前から心に決めていました。
もちろん、昨年のことです。

いざ読んでみると１日で読了してしまい
ちょっと物足りませんでしたが…

試験前後に眠れぬ日々を過ごした方も
だんだんと元の日常に戻ってきているかと
思います。特別なことをしなくても、
何気ない毎日をていねいに過ごすだけで
11月は良いと思います。

本当に、受験生の皆さま
おつかれさまでございました。

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5歳の息子は最近、ポケモンGOに加えて
テレビのほうのポケモンにもハマっており、
毎日のようにDVDを観ています。

いろんなシリーズがあって
何が何だかよくわからないのですが、
時々、気になるセリフが聞こえてきます。

…後の祭り、ということです。

なんとも微妙な和製英語ではありますが
この言葉を聞くと、昨年の本試験の
翌日のことを思い出します。

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昨年、本試験を終えた直後は、
無事にこの日を迎えられたことへの感謝や
事例Ⅳをとにかく全問埋めたことの安堵で
きれいな涙を流しながら帰宅し、
その晩のうちに事例ⅠとⅡの再現答案を
作成しました。

翌日、午後半休をとって
事例ⅢとⅣの再現答案を作成しました。

診断士ブログのあちこちで言われるとおり、
再現答案を完成させるまでは
他の人の再現答案を見てはいけません。

ようやく自分の再現答案が完成した頃には
外はもう薄暗くなっていました。

保育園に息子を迎えに行き、夕食の支度。
その合間にスマホで、同じAAS東京の
クラスメートさんの再現答案を
ちょっと拝見しました。

※AAS東京ではグループウェアを使って
日々の情報交換を行うので、クラスメートの
再現答案も閲覧しやすくなっています。

事例Ⅰは特にひっかかりもなかったのですが
内心ひそかに自信があった事例Ⅱのところで
とんでもないミスに気づいてしまいました。

もう昨年の事例なので詳細は省略しますが
なんで本試験の最中にコレを見落とすの？！
という初歩的かつ重大かつ致命的な凡ミス。

これって…私、ダメなんじゃないの？

目の前が真っ暗になり、
台所の床にへたりこんでしまいました。

と、心の中で叫んでいたつもりが

本当の声に出てしまい、もう止まらなくなり
ワーッと泣き崩れてしまいました。

当時4歳の息子が、あわてて台所に来て
泣き崩れる私の背中をトントン叩いて
なぐさめてくれました。

そうだね…
ママはまだまだ、オトナじゃないね…
もっと、がんばらないとね…

そうだね…
ありがとう…

私は週末になると「勉強してくる」と言って
消えてしまう悪い母親でした。そんな私を
子どもながらに応援してくれた息子の言葉に
ただただ泣き崩れるばかりでした。

結果的に、大事故を起こした事例Ⅱは51点。
他の事例に助けられてギリギリ合格は
できたものの、今でも振り返ると
胸が苦しくなる思い出です。

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息子が将来、こんなふうに挫折を味わったら
私はどんな言葉をかけるだろうか…と
今にして、ふと考えました。

どんなに涙を流しても、
過ぎてしまった時間はもう戻らないこと。

でも、自分自身が努力して積み重ねたものは
決して無駄にはならないこと。

そして、今まで頑張ってきたことは
自分で決めた道であること。

…ベタですが、
そんな言葉をかけたいと思います。

診断士試験にすんなり合格した人よりも
余計な時間や労力をかけ、
余計な涙を流してきた私だからこそ、
息子に胸を張って、そんなベタなことを
言えるような気がします。

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３月から隔週で登場させていただきましたが
北陸テツ子の記事は本日で最終回です。 
（寝台特急 北陸号 2010.2.22 金沢駅にて）

駄文におつきあいくださり
誠にありがとうございました。

最後に宣伝文句を言わせていただきます。

６年前までは鉄道旅行しか興味がなく
出産後に診断士の勉強に目覚めたものの
育児と仕事のかたわら、悶々と独学していた

しょうもない私が、診断士になれたのは
AAS東京のおかげです。

模範解答例の解説会や講座説明会に
ぜひ足を運んでみてください。