はじめまして、令和元年度診断士試験合格者のすーと申します。
これから1年間、ブログを通じて少しでも皆様のお役に立てればと思います。
私はちょうど1年前のこの時期に受験を決意し勉強を始めました。そして一生分の運を使い果たしたと本気で思えるほど、数多くの幸運に恵まれ今このブログを書くことができています。決して優秀な受験生ではありませんでしたが、それでも何とか試験を突破できた経験をこれから少しでも皆様にお伝えできればと思っています。
さて、この月曜日に私は最初の実務補習(5日間)を無事に修了いたしました。実在する中小企業の分析を行い、チーム一丸となって診断報告書を作成し、診断先企業へプレゼンしました。とても大変でしたが非常に実り多き実習となりました。
受験生の時は実務補習と実務従事の違いはともかく、診断士の登録・更新要件も正直よく分かっていませんでした。それが2月に入りようやく診断士の世界に足を踏み入れることができたという実感と、今後の活動について少しずつですが具体的なイメージが湧いてきましたところです。そういった合格後の世界についても、今後発信していけたらと思っています。
前置きはここまでに今回は、早速今年の1次試験について考えてみたいと思います。
私は今年の診断士試験に合格するには、“1次試験を突破できるか”、が例年以上に重要になってくると思っています。それは、今年の1次試験が、①オリンピックの影響で1か月前倒しとなり、勉強期間が短いこと(特にストレート生には影響が大きいかと)、②それにもかかわらず、前年の煽りを受けて、恐らく難易度は例年通り~やや難化注)が予想されるからです。
注)あくまでも私の個人的な予想です。昨年の1次試験と2次試験の合格者数から、現在例年以上に多くの2次試験専念者が控えていると思われます。協会側も採点者の負担や合格枠の都合上、あまり二次試験の受験者を増やしたくないと考えるのではないでしょうか。
1次試験突破を目指して意識したいこと
①絶対的な勉強量(時間)を確保する
個人的にはコレが一番大事だと思っています。
掴み所の無い2次試験に対して1次試験はある程度累積勉強時間で何とかなると思います。
診断士試験に合格するために必要な勉強時間は、平均して約1200時間(1次試験900時間、2次試験:300時間)程度必要であると言われています(勿論、受験生の状況により人それぞれ必要な勉強時間の目安は異なりますが、あくまでも一般的なケースとして)。
試験日から逆算すると1次試験までに残された時間はあと5ヵ月もありません。
5ヵ月で自分にはあとどれくらいの勉強時間が必要で、そのためには1日もしくは1週あたり何時間勉強時間を確保しなければいけないのか、というところまで落とし込んで学習計画を立てた方が良いと思います。
②過去問を繰り返し解く
試験当日までに必要な勉強時間を測る目安として参考になるのは、過去問の反復学習ではないでしょうか。概ね過去5年分×3回転/教科+復習に掛かる時間くらいは確保しておきたいものです。
反復学習するときは、前回から新たに何を得られた(気が付くことができたのか)を意識すると学習効率が上がると思います。
まだ過去問に着手していない人でも、当日までに十分対策することはできますので、少しずつでも始めてくださいね。私はあまり点数や時間を気にせず、問題集感覚で取り組んでいました。点数や時間配分は後述する模試で意識すればよいと思っていたからです。
③マイルストンを置く
私の場合は1次試験の8週前に受験した某予備校の模試をマイルストンにしていました。
模試の受験回数は人によって様々で多い人は3回、4回と受ける方もいるようですが、私は1回で十分だと思っています。
模試のメリットは本番と同じ時間帯で受験できることであり、せっかくなので是非とも自宅ではなく可能な方は会場での受験をお勧めします。
受験前に目標を設定し、以降の勉強方法を検討すると最後の追い込みがより効果的になるのではないでしょうか。(ex.財務を時間内で60点とるにはどうすればよいか、経済学の1問にかけられる時間間隔を身に着ける、など)
今回は、1次試験合格に向けて、私が思うことについて記載いたしました。
少しでも参考になりますと嬉しい限りです。