こんにちは、ほそかわ(仮)です。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、令和2年度1次試験の日程にも影響がでるかもしれませんが、この記事を書いている時点では予定通り7/11(土)・12(日)に実施されることになっています。1次試験受験予定者にとっては、来週から始まるゴールデンウィークが試験本番前にとれる最後のまとまった休みになると思います。この世情では難しいかもしれませんが、まずは日頃の学習疲れを癒して心と身体をリフレッシュしたいですね。
概要
対象(誰に):1次試験、2次試験受験者
内容(何を):本番で全力を出しきる準備
方法(どう):不安・心配を最小化
内容
第3回目は、試験本番に向けた準備についてお話します。
基本:可能な限り本番環境に合わせて学習する
本番で学習してきたことの100%を出したい。でも、なかなかそうはいきません。
不安と緊張で普段の力を発揮できない人も多いと思います。
私はあがり症且つ心配性なので受験初年度は特に不安になりました。
不安になる原因は、問題数・出題範囲・難易度がわからないのはもちろんですが、
普段の学習環境と試験本番環境の違いもその一つだと思います。
1次試験・2次試験に共通で、例えば以下のような環境の違いが考えられます。
空間:場所、音、室温、机
時間:時刻、配分、ペース、時計
道具:ペン、消しゴム、定規、電卓
普段と本番の溝を埋められるか、ひとつずつみていきましょう。
項目 | 普段 | 本番 | 対策 |
場所 | 自由 | 指定 | 会場模試で場慣れ |
音 | 静か | 周囲の音 | 耳栓 |
室温 | 適温 | 寒いことが多い | 羽織るものを持参 |
机 | 広い | 意外と狭い | 普段から狭いスペースで学習 |
時刻 | 自由 | 指定 | 模試・セルフ模試で同時刻に開始 |
配分 | 自由 | 指定 | 科目毎の指定時間でタイマー設定 |
ペース | 自由 | 指定 | ストップウォッチで読・考・書の速度を測定 |
時計 | 自由 | 指定あり | 本番で使用する時計を普段から使う |
筆記具 | 好み | 指定あり | 指定筆記具を普段から使う&2セット持参 |
いかがでしょうか。これらの対策を今から実施することで、不安の一部を取り除くことができるはずです。本番では神経過敏になり、些細なことが気になって集中できないこともあります。早めに不安を取り除いておけば、普段の学習効率も上がりますし、本番でも余裕ができて問題に集中できます。
【私の失敗談】
2次会場模擬試験のとき、私は「時計」で失敗しました。
普段の学習はデジタル表示の時計で時刻を確認し、80分で過去問を解く時もその時計で時刻を確認していました。受験2年目ということもあり、その方法が板について習慣になっていました。
模試の当日、机の上に置いた時計は普段身に着けないアナログの腕時計です。事例Iは9:40〜11:00ですが、なぜか途中で “9:30〜” に脳内変換され、残り時間を「腕時計の長針が10の位置(10:50)にくるまで」と思い込んでいました。
ふと気がつくと時計の針は8の位置(10:40)。
( あっ もうこんな時間!答案用紙まだ白紙!とにかく書かなきゃ! )
焦って内容も字もめちゃくちゃのまま時間ギリギリまで一気に書き上げました。
( ふぅ、なんとか間に合った。 ..あれ? 終了の合図がない..)
そこで初めて時間を間違っていたことに気が付いたのです。そこから修正を試みるも、いろいろありすぎて消したり書いたりしていると10分なんてあっという間。
当然ですが結果はボロボロ。模擬試験でよかったです。いつもと違うことをすると、気にかけることや考えることが増えます。私もいつもと違う時計を使ったことで気持ちの余裕が少し減り、思考が低下していたのだと思います。それからは自宅学習のときも本番で使う腕時計を机に置いて時刻を確認したのは言うまでもありません。
私のようにくだらないことで失敗しないためにも、皆さんは普段からできるだけ本番環境に近づけて学習されることをお勧めします。
今回はこのへんで失礼します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
自己プロフィール
職業:会社員(製造業、機械系エンジニア)
年齢:40代
受験生期間:4年(令和元年2次試験合格)