こんにちは。たねがしまです。
外出自粛の運動不足を解消すべく、土日は散歩をしていました。
ゴールは4キロほど先の黄色いMのお店です。到着したら、小売店の業績をお救いすべく大きいMセットを食べます。目的はダイエットではないので、わが散歩に一片の矛盾もありませんでした。
二次試験合格から約半年、先日登録証をいただきましたので、実務補習について顧みたいと思います。
実務補習参加の準備
自分の場合、実務従事を選択するにもその時点で協会未入会にてツテもなく、全容の把握もおぼつかなかったため実務補習を選択しました。班での行動と伺っていたので、複数人の同期合格の方にお会いできるのも魅力でした。
コースについては、自分の従事している業務では土日の出社もあるカレンダーでしたので、会社に対し休暇取得をまばらに交渉するよりも一括で交渉したほうがよかろう思い、15日のお休みをください、と交渉いたしました。休暇の許可を得なかった場合には離職の許可を、とも申し添えておりましたが、諸々検討いただけたようで、在職のまま今に至ります。会社との交渉の部分は、皆様状況により色々あると思います。
実務補習へ
北関東在住ではありますが、何とか通っていけるだろうと東京協会の実務補習に申し込みました。初日の集合時には年甲斐もなくドキドキしましたが、共通の話題には事欠かず、積極的な姿勢の方も多くて班長決めもすんなり進みました。
研修先は、指導員の先生や事務局のご配慮もあってか、北寄りで構成していただき、比較的アクセスの良い場所を中心に活動することができました。1社5日を3回担当する形ですが、5日連続ではなく、2日+3日で中1週間ほどあけた形の編成となっています。指導員の先生から事前の調査資料をいただき、担当分野(業種によって異なるようです)を決めた後、ヒアリング事項を各自検討しておきます。
実務補習の日々
初日にはヒアリングに伺います。ひとつの問いをきっかけに幅広い回答をいただける場合もあるので、メモを怠らないようにし、議事録としてまとめます。翌日には議事録から課題を抽出し、数値計画を考慮しつつスキルアップや販売計画など、アクションプランの仮説を立てるところまですすめます。なお、5日間の実施内容は、指導員の先生の方針や班の合意、個性に応じて異なるようです。
次週の木曜日朝をめどに初稿を提出、としていました。この1週間はいわばゼロイチで文章を起こす日々です。ヒアリング内容はもとより、一次テキスト、関連する書籍の購入読破、Webでの検索検索、そして12ページ前後の文章書き起こし!普段から提案書の作成などに慣れている方は、苦しみながらも要領を得た進め方をされていましたが、自分の日常からはかなり異質な内容だったので、新鮮であり、冒険でありました。この時点で実務補習参加者のブラウザは、診断先業種に関連する商品やサービスのリターゲティング広告でいっぱいになっていると思います。木曜日の初稿後、金曜日に担当指導員の先生にコメントをいただけました。こちらをもとに翌日のレビューに備え最後の調整をします。
3日目。諸々準備は整え、自分では納得できる状況になっている、はず、の文章を班でレビューします。課題を取り違えているのでは!?他の章との整合性がとれていない!文章と図のバランスが悪いのでは!?…様々なご指摘をいただき、4日目の印刷日までに修正を間に合わせなければなりません。19時まで討論したとして、翌朝9時には集合ですので、北関東には帰る時間はありませんね。3日目は都内周辺に宿をとるようにして、残された12時間程度、さぁ修正です!一度だけ、やけに朝日がまぶしい日がありましたね…
4日目は再度レビューをして内容の精度を高めます。ひとつの章の修正がほかの章の修正を喚起することももちろんあるりますので、休んでいる時間はあまり残されていません。ただ、この段階で最も重視すべきは、誤字脱字、体裁、そのピリオド半角じゃないですか!?といった提出に向けた改修でした。夕刻には印刷を開始します。
5日目はいよいよ報告会です。まず、指導員の先生と班長が完成した報告書の提出に向かっている間、残されたメンバーでプレゼンの練習をします。自分の書いたものなので内容は頭に叩き込まれているはず。口頭試験はこのためにあったのか、と思い起こしました。
報告会では、多忙な社長が未熟な研修生のための時間を割いていただいているのだ、という自覚をもって取り組みます。自分の担当分の明確な説明はもとより、他の分野との整合性に十分に配慮し、論点を受け引用するなどして、社長に対し班としてひとつのストーリーを語ることのできるよう注力しました。頷いていただいたり、メモをとっていただいたり、社長の前向きなアクションを得られれば報告会は成功だと思います。
以上、自分が経験した実務補習の思い出でした。
ここで得た学びや気づきについては、またあらためて紹介させていただくかもしれません。
気温も上がってまいりました。室内でも十分な水分摂取を心掛けつつ、学習に取り組んでまいりましょう。