みなさんこんにちは。銚子ケメ子@7回目で受かった、です。
2次試験後の口述試験が終わりましたね。受験された方々、お疲れ様でした。
今年は1次試験の合格率が42%でしたので、その時点で「どれだけ2次試験受かるんだ?!」と思ったのですが、コロナの影響で2次試験の受験をスキップした方も多かったようで、実際の合格者数もそれほど伸びず、合格率もほぼ前年度と同じに落ち着きそうです。ということは来年2次試験を受験する人数がかなり増えるということなのでしょうか。また激戦が予想されます。
さらに、今年新たに診断士試験に挑戦を始める方も多いのではないでしょうか。今年はリモートワークや勤務時間の短縮等により自宅で過ごす時間が増えました。通勤や飲み会等に充てていた時間を有効に使いたい、または本業の業績の悪化により転職活動をする際の武器に、と試験勉強を始める方もいらっしゃるかと思います。
ただ色々な理由でまだ勉強に踏み出すのを迷っている方もいるかもしれません。同時に今回1次試験・2次試験が不合格で、学習を続けようか迷っている方もいるでしょう。膨大な試験範囲や勉強にかかる費用や時間、資格を取ったところで食えるのか(「足についた米粒」とも言われるそうで)、今から勉強して受かったとしても一人前になるには手遅れでは、等々の迷う理由は人それぞれでしょう。
そういった方々に対する助言になるかはわからないのですが、私が前職でマンションの管理会社の営業をしていた時に一緒に働いていた人のことを書きたいと思います。
その人は60歳までサラリーマンをしていて、定年と同時にマンションの管理人になった方でした。私が用意すべき住人向けお知らせの張り紙も自らパソコンで作ったり、どこかの公園で撮ってきた写真をフォトショップで加工してポップを作ったり、ととても器用な人でした。でも実はその人は定年までパソコンを触ったこともカメラを撮ったこともなく、60歳になってから空いた時間が増えたので始めた、ということでした。その腕前もさることながら、年を取ると新しいことを始めるのが何かと億劫になるはずなのに、挑戦する姿勢に脱帽する思いでした、そんな私に対し、その人は「今が一番若いから」と言っていました。つまり今、年を取っているといっても、その時点からさらに年は取っていくのだから、何かを始めようと思ったその瞬間が自分の中で一番若いのだ、ということを言いたかったようでした。それは、今でも自分が何かを始める際に必ず思い出す言葉になっています。
迷っている皆さんはどういう経緯で診断士という存在を知ったのか人それぞれでしょうが、試験範囲も凡そ決まっており、少しでも早く着手すれば累計勉強時間は確保できます。勉強にかかる費用は独学で安く済ませようと思えば情報収集が少し大変ですができるような時代にもなっています。資格で食べていけるかは正直やってみなくてはわかりません。少しでも早く診断士になった方が、経験を積んで一人前になるのも早いかと思います。ということで「今が一番若いから」と思ってとりあえず一歩を踏み出してみてはいかがでしょう、そしてやるからには自分だけの教養にとどまらせることなく誰かの役に立つことを考えれば、続けるための大きなモチベーションになることでしょう。
新年明けてスタートダッシュができるよう、新しい手帳やカレンダーに学習の予定を立ててみてください。
それでは良いお年を。