こんにちは、くろいのです。
2次筆記試験から1週間が経ちました。まずは受験された皆様、大変お疲れ様でした。
まずはここまでやり切れた自分を労いつつ、少しずつ次のアクションを想定していく時期になっていくでしょうか。
私の場合を振り返らせていただくと、R2年度の2次筆記試験翌日から合格発表までの期間は、何をする上でも常に頭の片隅で気にしてしまい、いました。
特に各スクールやブログなどの模範解答が目に入るたび、自分の解答のダメな点が気になって後ろ向きな思考が強くなっていたように思います。
今となっては、終わった内容に対してあれこれネガティブに考えているという点で、この期間の自分はあまり良い状態ではなかったと思います。
似たような状態となる方に向けた内容を想定し、反面教師的に述べさせていただければと思います。
今回は、「助からないと思っても助かっている」という言葉を紹介させていただきます。
マニアックで恐縮ですが、前回に続いて将棋の名言からの引用となります。
一言で言うと「最後まで諦めなければ望みはある」といった意味合いです。
この言葉を言ったのは故・大山康晴十五世名人という方です。
絶体絶命の状況に陥っても、神業的な粘りによって逆転勝ちするというプレースタイルが特徴で、その代名詞となっています。
私がR2年度に受験した時の経験から申し上げると、特に事例Ⅳ開始直後の雰囲気が思い出されます。
問題を見た方であれば分かると思いますが、見た目にもわかりやすい位にそれまでと趣が異なる出題がありました。
そのせいもあり、問題用紙を一通り見終えるくらいのタイミングで、会場の至るところから深いため息が聞こえてきました。
聞き間違いかもしれませんが、嗚咽が混じっているようにすら聞こえたくらい、なんとも言えない雰囲気になっていた気がします。
自分自身も面食らい、一瞬気持ちが折れかけましたが、何とか勝負できる内容に持っていきたいと必死だったと思います。
結果として幸運にも粘り勝ちできたのですが、この合格を知った瞬間ほど「助からないと思っても助かっている」という言葉が身に染みたことはありませんでした。
2次試験を受験された方々の中にも合格発表まで不安ばかり募ってしまうという方もいると思いますが、最後まで粘りぬいたのなら「助かっている」可能性は十分にあります。
また、もし仮に望んでいる結果が得られなかったとしても、ここまで勉強してきたという事実は確実に財産になっていくだろうと思います。
是非ポジティブに今後について検討を進めていっていただければと思っております。
今回はここまでとさせていただきます。ここまでご覧いただきありがとうございました。